こんにちは!デリカです。
今回、簡易三脚ライザーを自作しましたのでご紹介します。
(※天板を忘れたちゃぶ台じゃないですよ??)
突然ですが、皆さん撮影していて、“もう少し高さが欲しい…”と思ったことは無いでしょうか?お客さんがカメラの前に入ると困りますよね。ホール等では箱馬を借りて並べて頑張ったり出来ますが、時間も掛かりますし、不安定です。
世間には、三脚ライザーやライザーアダプター等も市販されていますが、高価です…。そこで今回、幅広い三脚に対応できる三脚ライザーを自作しました!
自作にあたっての要件は…
・グランドスプレッダー、ミッドスプレッダー、メーカー問わず使えること
・セットアップが容易で、工具不要で組み立てできること
・持ち運びが容易なこと
・安価に作れること
そこで製作した三脚ライザーがこちらです!
斜め上から | 側面から |
高さ | 40cm |
幅 | △1辺:80cm Y1辺:46cm |
重量 | 3.5kg |
耐荷重 | 約20kg |
主材 | ホワイトウッド |
セットアップ時間 | 約10秒 |
高さ40cmと聞くと大したことないのでは?と思われた方もいるかもしれません。確かに市販の三脚ライザーは高さ60cmあります。しかし、60cm高さを上げ、さらに三脚の高さを最大まで高くすると、カメラ高は2m50~60cmになってしまいます。そこまで高くするとオペレーションしにくいですし、それこそイントレが必要です。そこで、今回は高さを抑え、カメラ高が2m20cm前後になるよう製作しました。
また、セットアップ時間が約10秒なんて、そんな速度で組み立できるのか?と思った方もいるかもしれません。セットアップを大幅に短縮できたのは脚部に秘密があります。
それは…
ホームセンター等で売られている“角脚”です!
脚を3か所広げれば組立完了です!三脚を載せても1分程度です。ただ、脚をたたむことしか出来ないので、コンパクトに収納…とはいきません。今後の課題ですね。それでは運用の様子をご紹介します。
※安全を確認の上、無人で撮影しています | ※安全を確認の上、無人で撮影しています |
正面から | 側面から |
※安全を確認の上、無人で撮影しています | |
背面から | 実運用 |
AG-DVX200+Pro-6HDV、HDW-750+Vision100の二組で試験運用しました。ENGカメラはやや不安もありましたが、ライザーが歪んだり揺れたりすることはありませんでした。ただ、毎日使うことは耐久性的に厳しいと思います。基本的に月に数回の使用ですので、ENGクラスを載せても問題ないかなと考えています。
比較的使いやすかったので、あと3台作って5台体制でも対応できるようにしたいと考えています。今後も色々自作したいですね!
※この投稿を参考にして製作・運用を行った際に、万が一損害が発生しても、一切の責任を負いかねます。