機材藩のヤザキです。
機材藩USB-DMXコントローラーは、
「市販の低価格DMXコントローラーではチャンネル数が足りない」 「PCから手軽にDMX機器をコントロールしたい」 「本格的な機器を買えるほどお金がない」 「数週間後のイベントで使えるコントローラーがない。作るしかない!」 |
という、短絡的な考えにより作られました。
多少の差異はありますが、基本的な操作に関しては、一般的な簡易コントローラーと同様に、チェイス・シーンといった概念で動作しますので、どちらかというと、ステージ照明用途に最適です。
シーンについては、各シーンを合成できますので慣れてくればライブでも利用可能です。
コントローラー本体は、USB端子およびDMX出力端子がそれぞれ1端子のみ搭載されているシンプルなものとなっています。
内部は、USB-シリアル変換IC、RS485トランシーバ、数本の抵抗等のみとなっており、非常に低価格に製作できることが特徴です。
DMX信号特有のBreakに関しては、標準のRS-232Cでは出力できません。そこで、DTRという制御信号を利用して生成していますのでソフトウェアは専用となっています。
実際の運用は、育英際バンド運営支援や、府中ウォークラリー大会などで運用し、現場での運用にも十分に対応できました。
今後は、コントローラーハードも作り直し、DMX入力に対応予定です。入力に対応することにより、手持ちの市販コントローラーを入力装置として使用できるようになり操作性が向上します。
ソフトウェアはmidi入力によるDJ向け商品の各種パッドや電子ピアノ対応の他、映像入力(Webカメラ・各種キャプチャボード等)に対応させ、入力された映像の各ポイントのRGB要素をDMXの任意のチャンネルへ割り当てられる機能を実装。リアルタイムでの制御や即席の演出に柔軟な対応が可能な機能を搭載予定です。
また、シーケンス機能(midiシーケンサのピアノロールのような操作)による照明効果のプログラミングにも対応予定です。
機材祭2016では、バージョン1のコントローラーを展示予定です。触ることもできますので是非お越しください!